IMG_15912016年、5/12の社会面26頁に天久の歴史書の出版の件で取材していただきました。

 

昨年の12月より天久という土地の研究をしていた祖父から委託を受け、編集、広報、資金調達の作業を行いました。

たくさんの方のご協力をいただきながら、出版まであと少しという段階まできております。

 

天久と聞いた時に、そもそも天久を想像できる方は少ないと思います。そんな天久の歴史を残すことは、人々の生活にとってどういう役に立つのか、誰が喜ぶのか、どんな意義があるのか。正直想像しにくい部分があると思います。

私が考える本書の意義は少なくとも3つあります。

 

1.歴史的な意義

天久の歴史は、ある時期の断片的なものや、歴史書の説明書きとして、「天久」という言葉が散見できる程度で、統一的な民族誌というものはありませんでした。方々に散らばる天久に関する記述を集め、体系立てて一つの本にしたことは意義深いことです。

 

2.実証的な意義

天久の歴史や民俗は独立して形成されたのではなく、周辺環境に大きな影響を受けながら形成されていきました。そのため従来の大きな歴史観では見落とされていたものが小さな歴史叙述によって具体性を増したり、わからなかった様相が立ち現れてくるといったことは十分に考えられます。

歴史の正当性として、実証的な意義を持つでしょう。

 

3.基準的な意義

「村の先輩」からの口承伝達や実体験に基づいた叙述的な書き口は、小さな村の歴史だけには還元できない郷土史の実践のあり方として、他の研究者へのベンチマークとしての意義があります。

 

具体的な内容や考察については、本書を出版後に詳しく触れていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

沖縄タイムス記事

https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=167737